基準

建築電磁環境性能基準

EMEAJ-01-2014

住まいには電磁波の基準がある

道路には安全に走るための速度の基準がありますが、住まいには安全に暮らすための電磁波の基準が必要です。

「家族と暮らし、人を育て、憩い、安らぐことのできるかけがえのない空間」と位置づける政府の住生活基本計画に従い、「リスクをできるかぎり小さく」と考える予防原則の立場で、住宅をはじめとする建築物が満たすべき電磁波の抑制性能(発生しにくさ)について基準を策定しました。

10年に渡る測定の結果、日本だけが特別だとわかりました

2003年から10年にわたり154棟、のべ647箇所のポイントで実施した測定により、電気配線から発生する「電場」と呼ばれる電磁波の強さが、海外の平均値(16.13V/m、WHO環境保健クライテリア(EHC) NO.238より)の10倍以上である箇所は、木造の2階において67%、「磁場」と呼ばれる電磁波の強さがIARC(国際がん研究機関)により「2B(発がん性があるかもしれない)」と評価された数値以上である箇所は、調査対象全体の11%であることがわかりました。

したがって、日本の住宅は海外に比べて電磁波が強く、健康に対する影響が懸念される場合があると言えます。

日本の住宅が、世界水準で安心して住めるための大切な基準です

懸念される健康影響を可能な限り最小限にし、安心して暮らせる住環境と言えるよう基準の内容と値を設定しました。設定にあたり各種疫学論文および研究報告書、電磁波の強さを抑える技術の限界値などを参照しています。

内容と値は、次のとおりです。

床、壁、天井の6面が囲まれた空間において「床および高さ1m以下の壁面で電場が25V/m(ボルトパーメートル)未満」「床および3面の壁面で主要電線である幹線からの距離が60cm以上かつ磁場が0.3μT(マイクロテスラ)未満」「アース付コンセントを1箇所以上設置」としました。

各種資料

  1. EMEAJ-01-2014(建築電磁環境性能基準)

EMEAJ-01-2014の基準書本文です。  ▶ダウンロード

 

  1. EMEAJ-G01-2014(建築電磁環境性能基準に基づく評価および認定に関するガイドライン

EMEAJ-01-2014の運用にあたってのガイドラインです。  ▶ダウンロード

優良性能住宅認定で安心と安全を

住宅において寝室、子供室、キッチンなど、長時間滞在する重要居室がEMEAJ-01を満たし、棟全体として建築電磁環境性能が優良であると判断される建物を、優良性能住宅として認定するサービスです。消費者にとって、注文住宅においては施工店を、分譲マンションや賃貸住宅については物件を、それぞれ安心して選ぶための選択基準として機能することを目指しています。  ▶詳しくはこちら

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